包茎はしっかりと向き合う

包茎は女性の子宮頸癌感染リスクを増大させてしまう。

包茎は、男性に見られる症状で、通常時における男性器の亀頭部が包皮に覆われたままの状態のことです。
男性は第二次性徴期を迎えると陰茎と亀頭が成長し、それに伴い自然に包皮が剥けて亀頭が表れるようになります。しかし第二次性徴期を迎えても亀頭が包皮に覆われたままの場合も存在し、それが包茎と呼ばれる症状なのです。
包茎には仮性包茎と真性包茎の2種類が存在しています。
仮性包茎は男性器が通常の状態の時には亀頭が包皮に覆われ包茎の状態であるが、勃起時には包皮が向けて亀頭が表らわれる状態のことです。一方、真性包茎は勃起時でも亀頭が包皮に覆われたままの状態のことです。
現在、包茎は病気ではないとされています。しかし包茎、特に真性包茎は手術が必要です。
真性包茎の状態でいると、亀頭が包皮に覆われたままなので、垢や汚れが包皮の内部に溜まることとなります。包茎でなければ、毎日身体を洗うことで、亀頭周辺の汚れを落とすことができますが、真性包茎だと亀頭の周辺は洗えません。
男性器が汚れたままでいると、不潔であるだけではなく様々な病気の原因となってしまいます。
さらに問題となるのが、男性器の汚れがパートナーの女性に対して重大な影響を与える可能性があることです。
女性特有の癌である子宮頸癌については、性行為の際に男性器よりもたらされるウィルスを発祥原因としていることが知られています。男性器が清潔であればウィルスに感染する可能性を低減できるのですが、男性器が汚れていると女性にウィルスを感染させる危険性が高まります。
真性包茎を放置していると、パートナーに子宮頸癌の感染リスクを高めてしまうのです。
そこで女性を子宮頸癌から守るためにも、真性包茎である場合には一刻も早く手術をし、症状を改善させる必要があるのです。